施術風景

施術の様子をご紹介します。

腰部のマッサージ

腰痛や、下肢の痛みに対してのマッサージです。
うつぶせの姿勢が出来ない方には、横向きの
姿勢で、腰のマッサージを行なっております。

長期臥床の方には、腰痛の緩和や、
褥瘡(床づれ)予防にも効果があります。

ふくらはぎマッサージ・膝関節運動

歩ける方は、歩行することで筋肉にポンプ
作用が働き、血液が心臓に戻りますが、
歩行が困難な方などは、それが出来にない
ために、足がむくみやすくなります。

ふくらはぎや足の裏を、心臓に向け血液を
送るようにマッサージをしたり、筋肉を曲げ
たり伸ばしたりストレッチをしたりと、
ポンプ作用を助けてあげることで、血流が
良くなり、冷え、むくみの改善にとても
効果があります。

大腿骨骨折の患者様

こちらの患者様は、転倒による大腿骨骨折の患者様です。

数年前までは、大腿骨骨折をすると退院まで6か月はかかり筋力の低下で歩けなくなる方がほとんどでした。ねたきりとなり、そのまま認知症になってしまう事も多く見られました。

現在では医学の進歩もあり、わずか2週間で退院する事もあり、(骨折の場所にもよります)筋力が低下する前にリハビリを行う事が可能です。

医師の指示に従い、まずは大腿部の筋力強化を行い、安定感が出たら立ち上がりや歩行練習に移行するようにしております。

脳梗塞後遺症
右マヒの患者様

健康な人は、通常、自然に身体を動かしているため、筋肉や関節のこわばりを防いでいます。

しかし、麻痺によってこれが出来ない場合、他動的に身体を動かす必要があります。
リハビリをしないままでいると、拘縮が進み、手や足の拘縮痛が強く出たり、徐々に関節可動域が狭くなってきます。

リハビリは、全身の機能低下を予防するためにも、大切です。
施設内で歩行練習

マッサージ施術をし、残りの時間で歩行練習を行う方もいらっしゃいます。

人間は長期間、ねたきりで骨に荷重をかけないでいると、カルシウムが骨から逃げてしまい、骨粗しょう症にもつながります。

歩く事は、筋力維持、骨の維持、認知機能の維持にも大切です。
座位にて下肢運動

筋力低下を防ぐ為、座位で足上げ運動、つま先上げ運動、などです。

ご利用者さまの体力や日常生活動作に合わせ、リハビリを組み立てます。

理学療法師さんと打ち合わせ

ご利用者さまの中には、介護保険点数の兼ね合いもあり、理学療法師とマッサージ師を併用してリハビリを行っている方も多くいらっしゃいます。
(一般的に理学療法師は介護保険で、マッサージ師は医療保険になります。)

そのため、打ち合わせをして、どのようにリハビリを組み立てていくかを話し合います。